やきもの×たきもの

高野の焼きもの屋と熊野の薫きもの屋が高野山で出逢い、生まれたお香皿です。

 

ことの経緯はブログに記しております。

 

やきもの×たきもの 其の壱 

 

やきもの×たきもの 其の弐

 

高野×熊野

紀伊半島の焼きもの
紀伊半島の焼きもの
焼きものに向かないと云われてきた紀伊半島の土は
自然の力と人の想いが調和したとき
人が使える焼きものになるんです。
 
人から見て失敗であったとしても
それは土にとっては自然なことで
うまくいかない、それはそれでいいんですよね。
 




高野の陶芸家 和田直樹
 
「生まれ育った紀伊半島の土でできた焼きものを見てみたい」
 
和歌山県を中心とした紀伊半島には、陶芸に適した粘土がほとんど存在しないとされています。
粘土が見つかったとしても、熱に弱く、粘性が低く、粒子が粗いため細やかな表現が困難で、食器として使えるものを創ることは難しいと云われてきました。
 
「地元産の焼きものが無いなら、自分で創ってみよう!」
 
適した粘土を探し、釉薬に使える石を探し、薪にする木を探し、研究を重ねること10年。
庭で発見された粘土や間伐した檜を提供してくれる方や、個展やグループ展の開催に協力してくれる方がどんどん増え、おかげさまで安定して作陶できるようになりました。
 
素材探し、土づくり、釉薬づくり、薪割り、窯づくり、作陶、窯焚き、どの工程も体力と根氣と多くの時間が必要です。
一度に焼ける焼きものは少ないのですが、使う薪は軽トラ4、5台分です。
すべて自然のもの、自然の力を利用するので、丸ごと失敗してしまうこともあります。
 
精製された作りやすい陶芸用の粘土を電気窯で焼くのとは大きく異なり、思い通りにいかないのが面白いところでもあります。
 

人為的な造形美ではなく、自然が創り出す曲線美や面白さを手にとって楽しんでいただけたら嬉しいです。
 

 

和田直樹Instagram

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